頭上には星屑 堕ちるは奈落の底 幕開きし暗黒グランギニョル タナトスとエロスが 手を取り踊り巡る 欲望カルナバル 誰もが群れのなか...
貴方を愛したこの口脣が 零しつづけた言葉の欠片 冷たい耳はその心まで 届けることさえ出来ないの?...
あふれる想いは どうして生まれるの 透明な泉で 心は出来てる...
曇りかけた 空を見上げ 夜の息の 冷たさに 手を伸ばせば あなたがいた 昨日さえも 遠くなるの...
まぶしい 木漏れ日の下で スヤスヤ あなたは午睡(ひるね)してる...
あでやかに咲いた ピアニィ・ピンク あたりいちめんに 色褪せた頬の 私を 染めておくれ...
夜が 町を 包む 風が 窓を なでる わたしはただ まぶたを 閉じるの...
カフェテラスで お茶をどうぞ 午後三時の ティータイム おしゃべりな こもれびたち 紅茶にたらした...
ラビアンローズなんて まだまだ遠いけど あなたがくれるベエゼは 薔薇色なの...
冷たい雨にうたれて 駆け出したの 行き交う人の傘だけ はなやぐ睡蓮のよう...