お菓子も愛もいらない すぐになくなってしまうもの 四畳間 アルカディア 眠れない...
千切れた 感覚の隅 泣かない 君がいた 誰かが 囁く言葉...
記憶の綱渡る あの歌が聞こえる 逆巻く針の中 時間が軋んでいく...
あおく揺らった 凪がれる記憶 瞬いて 光へおちてく ささやかな熱 ふれた小指と でも いまは水の底...
夜は刹那 窓の向こうで喜劇 微熱の二人 こんな街じゃ 恋は笑い飛ばしてゴミ箱 テーブル転がるグラス 流れ星鮮やか...
跳ね起きて 首かしげる 呟いた 『みんなどこだ?』 立ちつくす 上の空で 零れ出た 『僕はここだ。』...