とぷりと 水に沈んで、まわる 上からかぞえて 三つめまで満たす その底 ちいさなきみが 浮かぶ 何処まで大きく なるかを考える。...
ああ 見落としている だってさ配慮が足りない ああ 誰も気付けない...
視線と視線 合わさった その時から ちかちか光る レーダー 心臓のリズム 聞こえた...
何度もひざ掠って やっと一歩だ 君は笑って バカにして カミサマがいるのなら いじわるだよな ちっとも上手く歩けないや...
行く時が 攫う氷塵 かがり火が嗤う道のり 「旅人よ この冬の終わりは?」...
青い空想に 閉じ込められて 幼いきみの姿を探した ふかく、ふかく...
高架線 沈む夕日 もうすぐ夜が来て 人々はまどろみに死んでいく きっと ぼくがいなくなっても...
折れた弦が 指を掻いた てのひらから 傷をぎゅっと 焦がして...
道は別れて ふたり しんと立ち止まる そっと見つめあい 言葉をこぼす 足を進めて ここで バイバイなんだと...
近所の不夜城 公園で 嘘つき見つけたの誰のせい? 近くに寄り添うお二人の...