白く染まる視界と、かじかむ指の感覚 色のついた溜息 空に溶けて消えてく からっぽのこの掌に...
朝焼け 白を浴びて 今日もキミは酸素をはく 脈打つ心臓 見えないキミ色...
雪が解けて 春が来るような そんな未来を 待ち続ける 夜の雲間に 浮かぶ星空...
夏空の向こうから 舞い落ちて来る粉雪 地面と雲の間のどこか 違う季節の時間軸 見慣れない向日葵 何故か吹かない北風 揺れる 陽炎 蜃気楼 半年後の空を映して...
歩幅より少し狭い白線を チャイムが鳴る頃 踏みしめてく 跳ね返る光 夕の黄金色...
枯れてく花束 つぎはぎ未来の音 ほら、聞こえない。 まるい月 痛みを夜空に溶かしていく...
美しい色合いに惹かれて溺れてく 名の知れた男 詠み人で空っぽ ”鮮やか”に化けた...
(動画より転載) アスファルトアスファルト だんだん固まる...
息をするのに慣れました 可愛い声も他所から貰って 人みたいのに成りました 取り柄は後ろを歩くことです 狭い部屋は片付けておりますが...
本当の瞬間まで、僕は知らなかったんだ。 止まらないこと。それだけ、当たり前で。 間もなく閉じられていく、感覚の扉の中で、...