蚊取り線香の渦を 眺めていて目を回す 溶けたアイスの棒に アタリの文字が見アタラない...
つれなく 部屋の窓を閉じ 優しい月を締め出したら 衣装の棚をかき回し 狡猾な嘘を纏う 胸元飾るコサージュには ささやくための毒を仕込む...
道端の 虫の声 遠くで響く 夜の電車 深い深い 音の渦 すいこまれてく自分をみた...
光りだす何か モノに紛れて 探し出す在処(ありか) 飽きるまで 暴れだす意地は 黒に塗れて 曝け出す意思は 恥じる枷 異才かつマニア 外にはみ出て 怒りマーク 私話始めちゃって 離れだす日々は 雲に混じれて 奏でだす異味が 味でちゃって...
END OF DESERTO INTERMINATIS FANTASY 幻想の砂漠の果て ET FACTUM EST, APPARUIT SUPER PUL VEREM 砂塵の向こうから姿を現したのは...
流れる二人の鮮血が月夜に照らされて 美しい音色奏で 繋がる身体 冷めてく 傷跡えぐるよりも ヒドイ傷を生み出し 深い疑心の渦にのまれてく 混ざり合う全ての感情(イロ)黒へと変色し 軋んで 歯車ヒビが入る...
君と 歌い 歩いた 夢の坂道 夜空の下で 一人まだ探し続けて 回る 回る 私は黒く染まって 大事な光を あの日見失った...
砂時計 落ちる砂 心が入れ違って キミとこの場所では もう会えない....
気が付けば此処は何処? 見知らぬ場所へ 迷い込んだ 見た事があるような、...
灰色の空 鴉が啼いた これが「全ての始まり」だと 瞼の裏で懐かしむのは...