机の上で生まれた世界 一番先に君に見せたかった 空っぽの部屋そっと抜け出して 走り始めてた...
いつか君と見上げた空は 心の中 そっと溶けていく 白いノートに書いた手紙は 行く先を告げないまま閉じ込めた...
ひだまりの市場と やさしい時間 ありふれた会話に すこしはにかんでた...
遠くのびる青空 アスファルトゆれる蜃気楼 まぶしい季節のなかで 1人 立ちつくしている...
夏の終わりの打ち上げ花火 小さな空を赤く染めた ふと見上げれば 広がる星が 描く未来を彩っていた...
水槽にうかぶ 泡ふたつ 窓越しに光る空へと溶けだす 町を出て 雲の向こう 夢見るばかり...
スローモーション 蘇る校舎の影 夕陽を浴びながら 私たちは笑ってた お互いあの時から 変わってない 身長なんだけれど 見える景色 変わったかな?...
その小さな体で君は僕を励ます ほらほらほら その大きな瞳で君が僕に笑うよ ほらほらほら...
ただひとり 迷い込む旅の中で 心だけ彷徨って立ち尽くした でも今は 遠くまで...
風の行方を 探して来たけど… 一人空を見上げて 少しお休み 忘れていた 梔子(くちなし)の匂い感じて ふう…、深呼吸 そうね、気がついた...