どんな物でさえも いつかは壊れると 自分を抑えつけて ひび割れた道から...
確かな言葉を探していた あれから月日は経っていた 空色ずっと曇ったまま...
あの子によく似た 人影追いかけ 盛夏の風吹いた 畦道を駆けた 八月最後の夕日が沈んだ 思い出巡る間に 秋風が舞った...
涼風 追いかけてたどり着く迷走正解 扉あける奥 待ち受ける 斜めのウェイター 足枷 合い言葉なんか 必要じゃなくて 日替わりの思い 洗い流す 現世(うつよ)のオーダー...
最後の朝 眠れなくて 早く目が覚める いつもと変わらない朝焼けの街 でもあたしには少し滲んで見えるんだ なにも言えずに来てしまった...
そっとそっと耳を澄まして 流る 流る 風のうた きらりきらり光る水も ずっと変わらぬ大地...
悲しい事の後に見上げた空とか 大事な人が遠く旅立つ朝 ありったけの綺麗な 言葉を胸の中に抱き いつか誰かの所に届けられるように...
うらら晴天より落下する稲光 ぽつり立つる一つ木を貫いた 涼風人の心知るならば...
いつも そばにいたんだ きっと 幸せなんだ ひとり 迷い明かした めいろの中でも いつも 見てくれたんだ きっと 待っていたんだ キラリ 瞬（またた）くのは 後悔と ありがとうと...
ブランコ揺れた、オレンジの空 君の影が躍る 砂の海 隣同士僕は目を閉じる 風切る横顔、綺麗だった...