いつから覚えたんだろう 嬉しいときに泣くことを 後から後から 溢れて止まらない...
騒然たる面々の存外な愚連隊 平穏は融解した束の間の光景だ さんざめいた 最底辺のアンハッピーデイ...
ぽつり ぽつり しずく流れてく キミとボクと街に降りそそぐ くるりくるりと 傘をまわす あさがおに水玉がこぼれる...
しっとり雨の しずく歌 そっと 聴いていたんだ 窓辺にたれる しずく ポツリ ポツリ...
重ねた心 あなたにふわり 切なく想う あなたにゆらり たとえふたりを分かつ 闇も 淡い痛みに咲く花...
重ねてみたのは 虚実と疑心 はだしに触れた 熱はぬるくて すくいあげた砂 すべて零れて きみの涙に まざり ぬれてく...
こぼれ落ちる 約束の欠片（かけら）たち 胸に刻むことさえできぬままに すりぬけてゆく 偽りと真実を 見失って気づいた...
水面（みなも）に浮かんだ星の光たちはうたう この心は あなたの胸 寄り添いつづける 木漏れ日きらめく森の雫（しずく）たちはうたう この瞳は あなたの夢 見て眠るだろう...
風が通りすぎた 涙を残し 伝えたい思いは 強く儚いもの 誰にも言えない 悲しみだけ 胸に刻まれていく この手に 小さな希望という しずく 握りしめ...
鏡の向こう 私を笑う私 ゆりかごの中 花弁注いで飾る なぞる指先 紡ぎ出す吐息で 纏ったベール まだ拭えない 熱い衝動誘うの...