はるか草原を ひとつかみの雲が あてもなくさまよい とんでゆく 山もなく谷もなく 何も見えはしない けれどマルコ おまえはきたんだ...
かあさんが いなくても 陽気にそだつ 子があるものさ おてんとうさまと おなじくらいの まっかなほっぺた...
さあさあ めんこいバンビーノ 人形一座の おでましさ いきつくひまない めいばめん そのなもたかき ペッピーノ...
つゆくさふみわけて 丘にのぼろう つりがねそう白く 風にゆれてる みどりにつつまれて さえずる小鳥たち ぼくらをよんでいる オリーブのこかげ...
朝ぼくを おこしたおひさまが ほら もう ま上 いまかあさんを おこしてるんだ はるかな国の 空にのぼって...
ぶどう畑の ほうき星 わたしにそっと おしえておくれ あのこは四つ まいごになって どこかの村で 泣いてはないか...