熱い風を抱いて 通りすぎた季節は 遠く空を染めて 蒼い夜の彼方へ...
風が走る オレを呼ぶ無言の嵐(ハリケーン) あれは前兆(サイン) 決戦の合図だろう そう この生命(いのち)より ああ 重い夢を 叶えるための日が来た さあ...
Ah… 街角流れる人波に 今逆らうように 歩いてく ひとり 遠い日々 見失った...
星の降る夜には あのころ思い出すのさ 痛みだけ抱えて ただ生きてた...
「幽助」すこしだけ疲れた心 優しく癒すように オレンジに染まった空を 肩よせて見ている...
口笛が聴こえる 昨日よりも遠くで とぎれ途切れのかけらを集め 右手に握りしめそっと目を閉じる ナイフのように月灯りが降り出す...
朝の光に溶けだした 乾いた風はもう 君を包む そっと開いた手のひらで 忘れかけた夢をつかむのさ...
あの日の空の色忘れやしないぜ 互いに力尽きて倒れたまま見てた 手加減なしで殴り合って 初めてわかるのさ...
凍てつく闇の中 駆け抜けたあの頃 裏切ることさえも ためらわず選んだ...
擦り切れた指先を 朝焼けに浸した 目覚めてく春のような 思い出を抱きしめ...