霞む樹海淡く 夕立飲み干して 鉛色の虹が 明日を謳う 震える肩抱いて 近づくその時を...
もがいては崩れた 吐いては失せた 愛してきた人たちの亡骸は 吊るしても捨てても消せはしないの 「貴方にはもっと分かって欲しいな。」...
研ぎ澄まされた 禍風(かぜ)が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜(よる)が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄(つき)とアラベスク...
唇に劇薬 今日も寿命を齧る 甘くはない寿命を...
桃源郷は あちらかい 濡れる飴玉 噛み砕き 十(とお)を数えて 振り返る...
まだらな空想の種 芽吹いて静かに育つ ぽかんと空いた穴は 古くさいカタコンベ...
全部単純で無理矢理 角度0のアガルタ パースペクティヴは星の数だけ 溶けた殻の浮く水面 肌に食い込むこのドグマ 一元で可能と言わせてよデリダ...
過去は鎖 夜の沼 火を灯すと 赤い血潮 未来は壁 迫る壁...
毎日お天気続くから 大地はカラカラ 水不足 滝の水も減ってるし お花も元気が無いみたい 命の水は大切ね そろそろ一雨 欲しいとこ...
転がった罪悪感眺めるだけで 手付かずのままの言葉がよぎる 押しつぶされそうな感覚は空虚...