暗い海の底に降り注いだ光 届かないと 目を伏せた それでも眩しく輝く光は...
大好きだけど、さよなら これからは君と 交わらず道を...
シンボリックな 形骸化標語 純潔だとか 過ちだとか 陳腐な連想ゲームはもう厭（いや）よ...
これは楽しい物語？ ねえねえ教えて ドアを開ければ ほら小さな黒猫...
消えてゆく 秋の冷たい雨に 残った夏の匂いが滲む 染み込んだ 楓の葉の香りは...
咲き初める菜の花の海をひとりそぞろ歩き 丘の馬のいななきと共に風走る その巣立ちを止める事が出来たのだろうか すがれた胸に茨が巻き付いていく...
今日この頃は 冷え込んできました 手袋の間に 白い息 コートが似合う 季節になりました マフラーがなびくよ 北風に...
私の恋を十字に縛って焼かないで どこにも行かないで… そんな気分よ 王子様よ おやすみなさい...
窓に差し込む 月明かりに誘われ 微かに光る 夜空を見上げた 南のオリオン おおいぬ座のシリウス...
キラキラ星屑瞬く秋の夜は、言の葉もキラリ煌き 星の海をただ見上げて、帰り道をゆく 涼風が通り抜ける、物憂げな秋の夕暮れ...