十夜 うやむやに焼かれ ひたひたの頭の中 止めの音の鳴り止まん 泣けどまた あの人ひとり逃れ 皆々の頭とな...
発射まで何秒だ? そいつに振られた番号は? 失敗のイメージなんて何だ 何度でもアンドゥだ いつだって「最高」を 浮かべた脳内は 待望の世界へと繋がる 新たな感動を...
暗く染まる街の背景 白く染まる月のランプ 明窓を眺めていた 嘘に浸る映画の余韻...
雨の音、走る カーテンレール 外れた金具 君がいないことを知ったみたい そうか もう1年も前なんだ...
自分が怖くなって 我儘さえ言えなくなってた 僕は弱虫だから でも泣き虫にはなれない 一人が怖くなっても 呼べる相手もいないので ラジオが奏でる雑音に 一人耳を澄ませていた...
風袋倒しの取水塔先の 風も匂いも音すらも廃った 合成樹脂で出来た遊園地さ 臨界点...
ずっと焦がれていた 夢抱かれ夢与えて笑う日 そっと声漏らせど...
上を見上げれば青い空 溢れる不条理と欺瞞が 良心の呵責を感じない...
曖昧な言葉に逃げる 弱虫だ 私の本気を嘲笑うんでしょう?...
やりたいがあまり目的がぼやけてる 「健康を害する者へは死を」 善悪の境界線がぼやけてる 「傷付けぬ笑いが好き」 本音に検閲がかかりぼやけてる 「このクラスに虐めは無かった」...