そっと鳴き止んだアラームの真相 カーテンはもう彩度を増している まだ動けないまま...
降り続いた真夏の雪 眠たげな地球 遥か彼方 またひとつ街灯が消える...
笑える程笑い明かした 静かに過去になりゆく日々 上映中の目蓋の裏...
買い取る生活 作られた日々の裏で 何かが崩れ落ちていく...
まだこの瞳は世界を解くみたいだ バスの死骸に日が差して 朝を進む もう誰の熱も届かないけど...
夜の暗闇に浮かぶ 恒星を線で結んでゆく様に 真っ赤なウソにも意味を付けて...
君の宇宙の隅に 僕の宇宙の中心が 心臓までは数センチ 心まではどれくらい...
曖昧 多感の現在地 昨日と明日の間の境界線 証明未遂で通過して...
自販機に囚われた羽虫のような夏休み 炭酸と絶交したサイダーのような昼下がり 「タイムトラベル日和だ」...