「鳥が鳴いてる」とあの子が囁いたいつかの夜 暗い森を向く横顔が白く闇に浮いた 耳を澄ませども僕にはその声は届かなくて...
深きあおき森に舞い散るは言の葉 ひとひら剥がれては音もなく降りつもる てのひらに掬い上げ旋律を吹き込めば...
遥か昔 忘れられし 遠い国の伝説 永遠の命 授ける 世にも不思議な 木の実 遥か昔 忘れられし 遠い国の王様 木の実求め 深き森の奥へと 足を運ぶ...
穏やかな声がそこに響く 眠りたくても貴方が歌う ただ届かない黒を見つける...
樹海の奥で見つけたものは 黒くて大きなナゾノタネ どんなお花 咲くのかしら...
パパパパパ 浮かぶ雲 乗って パパパパパ 走り始めたら パパパパパ 溶け始めてく...
忘れられゆく世界に抱かれ 君が僕についた最後の嘘 全てを隠す暗闇に 空を忘れた砂煙が 物語を描く...