月にいる君の伝説 遠い場所思いを焦がした 今行くよ 月へ向かう道 君だけを思い続けてた...
今宵の月は綺麗と 幼き頃、その柔さ(やわさ) 誓いの縁を切ったのはいつの日か...
陽な陰寄りし東の 罪と呼ばれ伏せし今際 咲ける花 惑いし夜の月まで 小鳥のまま 人どりの そね見けらし稲太刀む...
ひとつ、人世の生き血を啜り ふたつ、不埒な悪行三昧 みっつ、醜い浮世の鬼を退治してくれよう...
生まれた意味も 死ねない理由も いつかは見つけられるかな 雨が降る予報の日に...
鏡の中の自分を追い詰めていた 可憐なままでアナタの胸に刻む 温もりさえも痛い時に・・・とめどなく溢れてる出会いと別れさえ 闇夜に包まれて抱きしめた動かない君は...
刻は過ぎ夜が来る 陽は沈み闇と為る 誰が為に鐘は鳴る 夜を告げる音と為る 待ってるよ 待ってるよ あちらの世界は...
ひなげしの丘を越え 排気ダクトは野放し 崩れそうな廃屋で ガラス玉の瞳に会う 降り注ぐ火種の中で 薫りが広がる...
夕霧の刻が過ぎ 青白く揺ら揺らと 抜け殻を優しく抱え 微笑む漣の月 舞い昇る魂の緒が 詠み連む「人の夢」...