鏡に映した 貌を覗いてみる ゆらゆら揺れてる 水面に映る恋 浮いて千切れて 溜め息落ちれば 消えてしまいそうな...
閃光と衝撃 古代人類が描いたタペストリー 螺子の足りぬ惑星間移動装置は砂に沈んでいる メーデー飛ばして衛星 伝うのテレパシー...
遥か遠い海 月明かりの下 澄んだ歌声 この胸の秘め事 風の波に乗せ 託した唄に...
陽な陰寄りし東の 罪と呼ばれ伏せし今際 咲ける花 惑いし夜の月まで 小鳥のまま 人どりの そね見けらし稲太刀む...
自信も挫折も成功も失敗も 遠慮なくあぶり出す炎 海に消えて 焦げ付いたガラスのような空の黒 まんなかに佇む...
都会の波に埋もれた僕らの 生活の中で育んだ恋 雑踏で離れた手掴むキミ ぬくもりに幸せを重ねてる...
漂う波に寄り添う華は あまりにも脆く散り急く 泡沫の繚乱物語 誰そ彼の宵月に紅染めの月華が咲き...
闇の中から 響く虚ろな笑い ひとり彷徨よう 深い迷路の中 儚い思い 枯れた花 心を狂わせるよ 渦巻く炎...
月の渚で会いましょう ゆらゆらと手をつないで さざ波に足 濡らしながら ぬくもりを感じながら いつの間にか時が過ぎて 色褪せた二人の思い出が 切なく心に染みてくる...
月の窓を開いて、 海を泳ぐ星を見上げた 翳(かす)み見える過去たち 置いてきた、影の泥道...