さあ 始めよう 僕らの旅 何もないこのカラダ 満たそうよ 白いアタマの中...
いつでもボクはいるよ 君が旅立つ時にボクはいるよ この背に君を乗せたら 望む場所まで翔けてゆくよ...
果たした約束、五体は引き裂かれ、この「身」は国へ、帰らず朽ち果てる。 WIZARD OF OZ 風吹けや、家や、私や飛べや。...
手を取る僕を君は信じ続けた… たとえ辛い日々も 土の味がする飯も ずっと耐えてこれた 笑う君がいたから 君の目に 溜まる涙を 見たあの日...
幼いままのあなたの瞳には 欠け落ちていった優しさの痕がある 手のひらに溶けてく雪の華の 微かな記憶を抱いて旅に出る...
今こそ旅立ちの風吹く 明かりのない街が 月夜に照らされて 静かに震えている...
君は言う 「僕はもうすぐ消えるかもしれないから」 僕は知る 君の歌声 水に浮かびはじけて消えた 思い出す 旅の韻律 あの僕は泡沫の様に...
荷物まとめたら 部屋を飛び出して 君へ贈り物 探す旅に出るよ あの雲の向こう 海も渡るだろう 長い旅になるよ 長い旅になるよ...
さあ出発しようよ 見たこともない ふしぎが僕らを待ってる...
一人きりの歌声に 細い弦を震わせた 寄る辺なき身の寂しさ 微塵も感じることなく 鼓動に体合わせて 移ろう時に降り立つ...