通り過ぎる ヒトの足 俯いて 流し見る ヒトに触れず 贈る歌 誰もが触れぬ ワタシの歌...
水の上 瞬いて ねぇ あなたがこわいの 糸切って 姿 変えて...
竜の眠る森 遥か遠い国 木々は手を伸ばし やがて陽を隠す 人は骨となり 命紡ぎゆく...
にっちもさっちもビッチも雷同 あざといまでに不惑 やいのやいの 袖振れ合いの 帝都はまさに獄 一閃 戯けの手向けに首切る演舞を...
嗚呼、終焉への追走曲―カノン―が薫る 殺戮の福音に血反吐と散れ 微分子レベルまで解剖して 反逆を永劫に断つ...
おそとがくるしいしにたがり そぞろの奴隷に成り下がり 手遅れになるまで知らんぷり...
あぁ ほら また間違えた これで何度? 何回目? ねえ ほら 塞いでたって ぽっかり浮き出る傷跡 あぁ ほら また誤魔化した 見て見ぬ振り お上手ね...
性行為・食事と睡眠から育んだこのシンジュク・ジャック JR 鳴らす警笛 ジャックは嗤って飛び込んだ また性行為・食事と睡眠から始まった僕らの日常は...
とある街外れ 少女(そのこ)はいた 妖(よう)と人結ぶ子 知ってか知らずか 溢れる程の...
砂塵舞う沙漠の夕べは冷気を纏い 白い吐息を棚引かせ、荒野を駆け抜ける 明日になれば分かれ道を往く愛しい君...