鼻先で揺れる残り香消すように 足早に過ぎてゆく夏の風 制服のボタンも少しだけこすれて 通りのベンチさえも時を刻んでた...
頬を過ぎる潮風 君は黙ってるだけ 本当はその横顔 触れてみたいのに 口づけた気がしてた あれはそう、夢の中 現実の境界を 風がさらう...
時間(とき)が止まる 光と空の森 風が運ぶ かすかなせせらぎ ほら まぶしく光る湖は あの日になくしたものを...
遠くに光るあの星 二人見上げて 君に出会った運命を思う 何気ないふりで 手の平 触れてみるけど 君は優しく微笑むだけで...