僕の感情は宇宙を漂う箒星のように もの言わぬまま同じ所を 抜け出せないでいる まだ僕は想い出という軌道に乗ったまま...
中東某所 治安のいいこの町に 生還率トップクラスのプロ人質がいる 我々は決して知られることのない プロ人質の一日を追った 午前5時 プロ人質の朝は早い 黒いトレーニングウェアに身を包んだ まだ薄暗い路地を走り抜ける 彼を気に留める者は一人もいない...
まどろんで まどろんで 「でもまだ眠いから寝かせて」 天井に手を伸ばした所で目が覚めた...
バカをやるなら今でしょ!? (らったったー らったら らーらー らったったー らーららららららー...
ひとが流れて風が吹き付ける 今年は一段と冬めくこの街 いつもの通りを一人で歩くと...
果てしなく広い大海原で 遂に見つけた遠く彼方に 君という名の島 着飾った服から覗いた胸の谷間 白い砂浜みたいな肌は 想像したくなる君の裸...
掟に背いた火の星が 私の寝所へと舞い降りた その名を問うと唇を震わせて...
立ち止まる背に言葉を掛けて 応える声を待つ 応答もないまま 振り向かないまま 桜の花びらと行く 思い起せばありふれた 朝を 昼を 夜を 廻る...
似ているねって言われるけど そんなことないと思う 私が思ったこと全部...
困ったような顔してた 何故か少し可愛かったんだ 「嫌だよ」なんて言わない所 優しいんだなって 好きになっちゃうじゃないか...