乱れ立つ夢の 互いの刃(やいば)が吠える 蒼い三日月 昇る 風は紅(あか)を纏(まと)って 運命を待たぬ 華が織り成す 土壇場で振り翳(かざ)す 真実の残響は...
繰り返していく 哀しみ交わって 紅く染まる月の下 引き寄せ合うように 目まぐるしく過ぎ去る景色を 走り抜けて 振り向く暇もなく 目を閉じれば確かに感じる 声にならない 祈り抱き締める...
あなたの背中に羽を見る 槍の先に宿るものとは 悲しいほど無縁のものでしょう あなたの役目は他にあったはず...
儚く移り変わる時代(とき)を越えて まだ見ぬ地平を目指す いつかたどり着くまで 声をたどる 孤独の中で 明日を導くように この胸刻む誓いの螺旋と 流れ行く季節に色あせぬ想い...