君の姿を夢に見たよ 『今は何時?遅刻しちゃう』 僕はウトウトしながら返す 『9時5分前。今日も授業?』...
透き通る風が僕の横を 通り過ぎるとしたら あなたの影をまた思い出す...
壊れる位に愛した -私- を開いたアナタ 交差する -シタイ- が求め合う 時が別離れの鐘を 鳴らそうとしても...
馬鹿みたい 同じことを繰り返して 裏切らないものがほしいんだ 部屋に残る苦い薫りと 仄めかす抜け殻を見つめて...
わたしの大切な人 ただただその横に しかたがないようなことを...
目を閉じたあなたのその頬に ひと雫 流れる涙 掌に伝わる温もりが...
小さな 窓一つだけの部屋 甘く 咽ぶような あなたの匂いがした 目を伏せ テーブルを 見つめても この心臓 悲鳴とめられない 折れそう そっと触れただけで 小さな身体を 小刻みに震わせ 私の言葉ひとつだけで 潤んでくるその目 愛しいよ...
疑うことに慣れたら “それ”はもう駄目だなんて知ってた グラスに注がれた夜は 深く、深く底へ沈んでいく...
とても遠い春の前に旅立つ背中を ただ 此処で片待てば千の景色...
夜に紛れて歩く 衝動に苛まれて 期待されるままに 振舞いたくなる 月に吠える 吹雪を呼ぶ 後をつけて人を脅かす...