ひとり揺られる電車の窓から 見えた景色の中 空のオレンジが染め上げていく...
やっと午前零時 濡れたネオン街 深い不快から逃げ出した...
描いた未来の先へ 忘れられない感情が 心の奥を支配していく...
ずっとずっと恨んでた この世界の片隅に取り残されてる 迷い迷い流されて...
曖昧な言葉に逃げる 弱虫だ 私の本気を嘲笑うんでしょう？...
汗ばんだ手指を絡め 鳴らす下駄の音が響く 祭囃子が隙間を埋める...
無意味に過ぎ去る毎日の中 ずっと心のどこかで焦っていた 周りを見渡し見えたのは...
模倣の果てにある退屈な物語は 結末が透けてるけど 誰もが憧れる主役に右へ倣えと 同じように笑った...
「夕焼けを待ち侘びてる」 綻びにそう隠されている気がしたんだ 本物の笑顔じゃなさそうだ...
退屈な日常に滲む 「不十分」に気付かぬ僕は また深海へ逃げる...