鬼蜘蛛一族狐に攫われ 悠久の苦痛耐え忍んできた 許さん許さん許さん許さん 命を乞うなぞさらさらしないが 百代先まで怨んでやろうぞ 貴様ら鬼だろ本物になれや 鬼蜘蛛化かした狐を喰っちゃれ 人喰いの末路私は知ってる...
酩々 酔いどれ 酒飲み泥棒 子と妻 殴打で一等賞 翔んだ意識に駆け寄るまんま...
朝の光を手放した花 注がれない雨を求め 覚めない眠りにつく 誰かをそっと呼ぶ声...
愛し‥愛し合えると言うの? 君の唇を塞ぐよ 目を閉じて 罪深き くちづけ 愛し‥愛し合えるさ きっと 君の首筋に突き立て 目を閉じて 罪深き くちづけ...
大きな夢 目指し歩いていた。 迷い迷って 終わりのない旅。 あの時は雪まじりの雨で。 涙かどうか分からなかった。さよなら もう二度と会えない。...
闇に紛れて 息を殺す 闇をまとって ふっと微笑む 気のせいさ お前など誰も知るはずない 月だけが 見つめている...
山颪荒ぶる 雨月の夜 数多の高楼を仰ぎ 杯を独り掲げ踊るは 幽世と顕世の神楽...
屍の丘に佇む我や 墨染めの髪麗し姫 死に染められし 我が腕では 抱くことを適わず...
愛情 怨み 性欲 殺意 一人、二人、三 四 五 六 首筋かすめた 千本の雨と 死に行く大名 飢え行く農民 私の世話役 雇われ乞食に 異常な殺意が 沸いてこみ上げる 私はあおられ 赤色の着物 君の温もりでおかしくなりそう。...
ひとつ、ふたつと数える 背を向けて逃げてゆく 私に触れられた者...