言いたい事は飲み込んで 上手く誤魔化して この夏が過ぎればいいと...
指先から這い上がる 戦慄（わなな）きか それとも熟れた快楽 しゃららしゃらんと煌めく...
眠りについては 貴方と出逢った 誰も信じない 二人だけの秘密 病弱な身体 ソレが首輪だったの 耐えてこれたのは 貴方が居たから...
桃源郷は あちらかい 濡れる飴玉 噛み砕き 十（とお）を数えて 振り返る...
愛でた 愛でた 若竹色の歌姫よ 乙女桔梗（おとめぎきょう）挿頭（かざ）し 夜すがら踊れ 愛でた 愛でた 若竹色の歌姫 釣鐘草（つりがねそう）揺れる 八十八夜...
水平線 遥かに来たり 鴎の群れよ 潮風に咲いてる 名も無き花よ 寄せては返す波 悠久時を刻み ただ流れ行く 人の世の哀れさえ 知りもせぬよに...
いつまで続くのか 果てなき道の彼方 共に森と息をする たった一人の旅人 ダレノタメ ダレガタメ その声は尋ねる...
Meiko 君の部屋の窓の明かり 静かに落ちて 可愛い瞼そっと瞳閉ざし 夢の中へ...
都会の風に吹かれ 彼女は変わった ビルの谷間に沈んで 彼女は変わった 眩しい日々を忘れ その瞳は色褪せた...
やれやれやれ 曖昧な便乗 自我無き人影 明日には薄れてる ふらふらふら ふらついた返答...