隠したもの 背中の向こうで少し息を潜めてた 乾いた心音が奥の方で聴こえた気がした 小さいかさぶたで隠してる白い亀裂を 誰だって見せぬように服を着てんだ...
2番線のホームで次の列車を待つ そんなに寒くないや まだ まだ まだ まだ 垂れ流してる音楽を次々聞き流す...
あくまで自分の世界です 大層なことではございません 思い上がったこの僕を 飲み干して嗚咽を漏らす それだけです...
どうしようもない僕のことなら気にしないでよ とってつけたような言葉 聞きたくない 知ったような口を聞いて でも意味など無くて 散らかった部屋で僕はまた眠る...
早く忘れて 君もそこまで気ィ遣えないだろ? こんな僕など ひとり、部屋で僕はまた凡庸 膝を抱えたまま川の中浮かんだ...
朝は嫌いな僕のことを掠めて隠したの 嘯いたさっきの言葉をもう一度飲み込んだ ほら、また不確かで すぐそこで乾ききって 零れた涙もそのままどこかに逃げていったの...
「瞬く間に 堕ちて了うから」と 粛々と巡る季節は歩み 戴天と繁く乂る移り変わり...
「嗚呼、其処は」 「奈落の底だ」 「戻っておいで」...
いつまで呼吸していれば 明日に期待していれば 僕は 僕を愛していけるかな...
ほら教えて 堕ちた感情 壊れた偶像 貴方のすべて REVERSI ―Surrender?...