花が欲しいのなら手折ってあげましょう 小銭がないのなら首飾りでも構わない それとも何か お望みは無償のパンでしょうか? 媚びるよりも先に塵芥でもあさってみなさいな...
あなたはひとりぼっちで 薄暗い図書館の奥 悪夢の中に溺れて もがき続けていたんだね 僕は人の気持ちなんて 考えたこともないけれど そんなもの大事に抱えてたって 誰もあなたを褒めちゃくれないよ...
まだ知らず 笑ってた 降り出してたんだ 僕らの雨が 土砂降りの中 佇む 佇む ただ一つと手を伸ばして 君が僕にくれた 新しい言葉は 何も変わらずに ただそこにあって そこにあって...
思い描く理想の果て、違いすぎていた 欺かれ続けた未来、砕け散った私の思い 全ては私を中心にして反対に動く 現実は私に何をさせようとしているの?...
レイニー・レイディ 降り続く雨は レイニー・レイディ 私のせいだと 夜の街 青年の瞳に そう告げた 彼は私に こう言った...
どれも同じ色に染まる どれも同じ道を辿る どれも同じ顔に見える どれも同じ唄を歌う どれも同じ殻に籠もる どれも同じ時を刻む...
赤い電燈(ライト) 降り続く雨の音が 君の声を阻んでしまう 遠い静寂 降り続く雨の音が 君の声を阻んでしまう...
暗い部屋で迎えた朝に 寝ぼけながら 体を起こした 一人だけの布団を片付ける 掛け時計の片方の針は止まっているまま...
降り注ぐ雨が叩く 壊れた星を 降り注ぐ雨が叩く 干上がる海を かつてこの大地に さざめいていた生命の声...
神様に嫌われた二人は 天の川を挟んで一人と一人。 一年に一度、七夕の夜にだけ 会うことを許されたのでした。...