退屈ばかり詰めて 走る文字の行方探しては 思い通りにならない光は忘れて 四六時中 空を泳いだ...
静かに沈む太陽 朱色まじりにちらばる影 私が動かずとも 知らずに景色は変わってゆく 寂しい時にいつも 旅人がくれた笛の音は なくなり それでも ふと...
川縁の芝生に疲れ切った身体を落として 見上げた黒い空の向こうぼんやりと眺めてる 肌寒い夜風が冬の気配をそっと運んだ 時計の針は進む 僕の心だけを残して...
小さな星屑が奏でるオーケストラ 星に歌おう 名も無い僕の物語を 星空に煌く箒星に...
夢って何処で生まれるの 君は言っていた 届かない綺麗な星 何よりも美しく見えた...
地に落ちた白露(しらつゆ)の様に いつもの道に開いた陥穽(かんせい) 気付いたときにはもう 暗い夜道に迷い込んでた 向けられた幾つもの目が 嘲(あざけ)りと好奇を投げかける 背に刺さる視線に怯え とにかく何処かへ走り出した...
打ち上げたら きっと宵闇に 暮れる 暮れる 嗚呼 笑われ あの子が残したお願いも...
夜が来るたび 響く君の唄声に 空気が震え 森の木々が騒ぎだす...
君だけの人生(たび)を終えて ひとつ星が生まれた 僕もすぐに行くよと かたく空に誓った 僕だけの人生(たび)を終えて ひとつ星が生まれた とめどなくただ広がる 宙(そら)に放り出された...