焼ける空 忍ぶ群青 沈むノア 呼吸を止めて 錆びる声 遠く届かずに...
大事な夜に告白しようと思う 僕が肌を灼かないように 傘を貸してくれたあの子に 陽射しの強い日が続いてばかりだから...
月の明かりを仰いで眠りに就くと 今夜あなたが私を迎えに来るの ガラスの夜空へ誘われて 光の線路を昇るの それは幼い日に見た絵本の世界 駅を降りたら煌めくランプを巡り...
眠れない夜に聴いた音楽を 今でもずっと覚えている 春の川が歌うとしたら...
「こんにちは、3時のニュースです」 今日10時頃 川で子犬が 溺れて流されちゃいました それを見つけた 優しいホームレス 飛び込み救出しました (News 39)...
歌声流れ 川は濁りに褪せ 雨上がり今日も 風まかせに暮れる畔 問うて何が? 答えを持つか 誰が知るかよ...
色褪せた青空の下 日が暮れる少し前 淡い色で揺れる影...
キラキラ星屑瞬く秋の夜は、言の葉もキラリ煌き 星の海をただ見上げて、帰り道をゆく 涼風が通り抜ける、物憂げな秋の夕暮れ...
星二つ 月が照らす 手を伸ばし 空を掴む もし強い雨が降れば 星二つ どこへ落ちる?...
ひとつ 指先 触れただけ あかつき の色に 染めた頬へ 君の 仕打ちが 僕を遠くへ運んだ...