黒くぬめる夏の夜に 恋を語らいましょうか。 「きれい、きみは、おさかなさん。」 極彩色の鱗、美しい。 歯を剥き出して嗤う星、蘭虫のように泳ぐ。...
神様に嫌われた二人は 天の川を挟んで一人と一人。 一年に一度、七夕の夜にだけ 会うことを許されたのでした。...
神様に嫌われた二人は 天の川を挟んで一人と一人。 一年に一度、七夕の夜にだけ 会うことを許されたのでした。...
夜に零れる月の青い涙が乾く頃二人は 朝に紛れる闇の赤い涙に気付かずに恋遊び 鬼の居ぬ間に聞いた地の底を這う虫達の泣き声...
ちょいマロおやじのメッセンジャーが 私たちに手紙を届けに来た その内容は暗号化されていたが 独自のアルゴリズムでそれを解読...
花火は鳴り終わり 寂寥と硝煙の匂い 夏夜の闇へ過ぎて熄える頃 人気のない畦道の通りで...
ありふれた“日常”(いつも)の中 くるり 同じ(おんなじ)な夜空で どこか違う星のレールを 見つけたら 同じ下校途中 いつも変わらない道...
やあ、おめはじょいまでさぁ 何人の人ど であじょいしたか? ・・・んだきかれても ながなが かぞえきやれねしきゃ・・・...
一番下の引き出し 奥底 仕舞いこんじまってた 一張羅(いっちょうら) 久方ぶりに 袖を通せば あれよ あれよ ひらひら舞うよ...
眠れない 夜 君のせいだよ さっき 別れた ばかりなのに 耳たぶが for you 燃えている for you...