宵の空に お月さまが顔を出せば あちらこちら 皆すったもんだ宴の用意 日夜、日夜 やあえんやこら働く日常 そんなことも 今宵だけは忘れましょうか...
「さあ 行こうか」 僕たちは歩いていく 形だけの人生は嫌いなんだ...
宵闇降り立ちて この日を包む 小暗き無間を裂け 天狼星 土には篝(かがり)の火 囲めや囲め 七回回れば すべて虚言(そらごと)...
楽園の檻から抜け出した あの娘は真っ赤な海の果て 夜の幻影と戯れる...
風に揺られて 空に羽ばたいて 月を仰いだ その花弁が 夜の帳に はらはらと舞い 僕等へ 思いを 託した・・・...
韓紅の陽が沈む頃 またあの場所へ体を運ぶ 初めて会った時刻は 数えたわけでも無いのに 脳裏に焼き付いている...
大海知った蛙は見て見ぬふりをした 氷瀑じみた心根におさらばを 花と花をすり潰したような夜...
黄昏色 グラスに注いで 巡る夜を今日も空かす 音に煙るステージに立ち 探すのは貴方の姿 旅立ちの日にくれた指輪 マイクを持つ手に 光り 私を守り続けてる...
夜が明ける間に 飴の香り振り翳し 不思議とフィアーすら 死んだかの様に動かず アクセス 己から動け アクセス 指令を待つな...
風は冷たく融ける様 意味を成す答から 雨が止む 其の零時で 吐息をも飲み干している 畔が乾いて往く迄 幸せの当事意識 雨は止む 其の躰で 大気をも汚しているの...