指先から こぼれ落ちた 時の流れを 戻したくて 人は時々 海に来ますね 波打ち際 思うんです...
君が突然居なくなる夢を 最近よく見るのよと うつむく私に何も言わずに ポケットの中で強く手を握りしめた君...
届く宛のない捨て去られた言葉が 毒なって宙に溶けていった 心待ちにした宙ぶらりんLove in 吸引ゲーム...
誰にも相談できずに 悩み塞ぎ込んで 立ち止まったまま動けずにいたのは いつの頃だったかな きっと人は自分が傷つくと...
風の中 笑ったり泣いたり ケンカもしたね いつも夢の手前で そう二人は きっとすぐそこに 知らずにいたね 天然色(color)の季節は くるくるめぐって 色々あったね...
旅に出ます、探さないで下さい 本当の世界、そんなのは無いんだけど 探してます、昨日いなくなった自分を...
君の頬を 撫ぜてゆく風は とても優しくて 長い髪が ふわり舞い上がり顔隠す 大切な話があるなんて真剣な声で...
何かを求める 理由はとうに忘れた 阻むものは何も無い 遠く見つめ進んでいく 生まれる調べだけ 信じて先を急ぐ...
一人影を抱え込んだまま 笑顔の裏で ずっと泣いていた 偽りの時間 作られていた“はじめまして” 重ねられた記憶が遥か彼方で叫ぶ...
影があって初めて輝ける光は 一人で生きられるほど強くはなくて 右隣で微笑む君だけが頼りで 君を失うことが何より怖かった...