学校を休んだ だけど朝 制服に袖を通した 礼服を纏った両親の顔はぼやけてた 広がる快晴な空と心地の良い風が嫌味だと感じた...
着メッセ 今日の指示がズラリ 席を立ち 輪ん中に着席 甘い声 優しさを見せつけ...
その日は花が立てられて 私は透明だった 咽び泣く声が教室を浅葱鼠色に染める まるでそれは茶番劇 誰もが我関せずだ それならさ 教えてあげるよ...
何にでもなれた少女 何だって言えた 大胆に そんな無敵時間も終わりが訪れた...
形あるもの ただ それになれたのなら 輪の中で持て囃されて...
引っ張られて ぐちゃぐちゃにされ 最後は突き落とされた アナタ方にしてみれば忘れた過去でしょ?...
窓辺 もたれて生温い風が髪を揺らした 地球は今日も高熱だ チャイムが鳴る度小さく舌打ち 時よ止まれと夢想はサラサラ散っていく...
壇上 判然と語らう先輩の顔を見つめて 凡庸でしかないわたしはこの上なく焦がれた 長い髪を切り落としてゆく...
廃教室で鳴らした六弦 乾いた音 アンプにて音を増幅 チェック 唇がマイクで痺れて怖気付く...
重ねた世界へ 何回もなぞった線が重なって わたしのリングノートでセカイになった昼休み...