振り切れた後悔が 音を立てて弾けた 夜のしじまに響く 未練の歌声 ぽっかりと空いてしまっていた 心の中心に 静かにまた生まれた 小さな恋灯が...
駆ける 誰かの足音 揺れる 黄色信号 駆ける 誰かの足音 淡い 黄色街灯...
流れ星にひとつ願った 二秒間の奇跡を 懐かしい思い出が灯った 星空には涙 ああ まだ幼い僕らは空の果ての果てまで...
溢れた言葉はキミの胸に刺さって 開いた傷から赤黒く広がった キミの目から今まで見たことない 涙が溢れて、私は立ち尽くしていたんだ...
繋がり重なる名のない星から 輪っかや燃えてる名のある星まで 暗く寂しい この夜を照らして さよなら お月様 別れて消える...
夜の足音から逃げるように 部屋の隅っこで鍵をかけた 屋根が刻む雨音 君の吐息...
暗い暗い部屋の中で ふと回る僕の世界は 取り留めもなくただ くだらない 期待 浮かべて沈む 誰からの理解がなくても ひたすら繰り返すこの中で 見つけた 本当は今にも汚いこの現実を壊したい...
また季節変わりゆく 見慣れてた街並みも しかれども胸に流るる思いだけ移ろわぬ 偶然のあの日から 声聞いたあの日から 何せどもついて離れずいるあの人の笑顔...
繰り返す後悔（とき）の中で 自分のことばかりをただ嫌いになっていって 心に降る冷たい雨 洗い流すことも出来ず溺れていくよ 歯車の欠けたおもちゃみたいだ...
今宵もまたはじまる 仄（ほの）明りの舞台で 歌う術を失くした 小さな 涙のフェアリーテイル...