裸足のカラスが ナンセンスの種を落とした 白いツタが伸びた みみずはびっくりした 意味と表象の地平に 小人が育った いま みみずの楽園はおびやかされる...
この世界の最果てには 身を捧げて廻りだした時計の針 赤のメトロノームを刻む信号たちが...
灰色の空 見上げると 風の行方 白きもの 舞い落ちて 消えていく 儚きもの 手のひらに...
It still reminds me 思う事全てを伝えられたら 愛してた人 貴方しか 僕には見えていないのに...
今を彷徨えるは 捨てられた遊女 怨むその男は 酒池肉林遊惰放蕩 今を生き永らえる あなたのその首を...
たとえば君が明日旅立ってしまっても 多分僕はもう泣かないだろう 一歩ずつ探した枕木の調べ クジラの髭のマレット澄んだ音を鳴らす...
嫌いだったノックの音 追いかけてた背中は小さくて あと少し話せばよかったなんて もう時間は止まってしまったのに...
答えを捜して 暗闇へと手を伸ばしてる 透けた硝子に 映り込む明日の色 何気なくて 気づけなかった 繰り返す 同じ日は 数えてみれば 永久に近くて 浮遊する 欠片たち...
幽閉された音の囁き 心が奪われ捕われる 私を見つけて連れ出して この牢獄からあの場所へ 黒雨に伸び逝く指先が 今も虚しく浮いたままに 壊れた時計は正常に 時の流れを刻み続ける...
あとほんの少し 手を伸ばしたら 届いて しまいそうな 想いが なぜだか とても怖くて いつも こんな とこに隠れて...