夜の帳下りて 月が舞台照らす 私は一人踊るの これは影の叙事詩 誰も知らぬ物語 語られることなき記憶 今宵拝跪す 地の徒が為 龍刻縛す 意思の暗闇 深淵く根を張り 閉ざされた森の中 息潜め待つ 絡まる蔦断ち楔外る 意味を知りて...
息切らし駆けていく待ち合わせ５分前 隠れてる君見つけ探してるふりしたり 巻いてきたマフラーを取り変えて鏡見て こっそりと手袋も取り替えて怒られて...
目覚めた 午前二時 お月さま きらきら ムネがドキドキ 体がアツいわ アタシ 変身しちゃうの？...
西南西の太陽が沈む度に 行く宛が判らなくなる 進行性の此の身が説ける錆に...
星に手を伸ばせば 届くような気がした あの日の記憶はもう 霞の向こうに消えた いつもと違う景色 ふわふわりそよぐ風 終わりには悲しみが 待っていると知っていた...
初めて通る この道 合っているかな？不安になる 目に映る全ての景色眩しくて 自分の姿見えない...