僕たちの 歩幅には あなたが 宿ってる 疲れたら ひと休み...
才のない若人よ ようこそ市場へ 平凡な少年は羨む 下手な絵画を捨てた後...
「あなたに花束を 贈りたいんだ 僕が好きな花だから。」 散りゆく花弁が 秒針を指した...
星が見えた夜を失くして 道が霧で霞む 正しい人間の眼...
不思議な夢を見たんだ ぼくらが雲の上から 見下ろした町が答える...
「また会えてよかった」 「行こう」 いつから見えなくなったんだろう...
「閉園いたします」 「また、お待ちしてます」 決まった台詞が飛ぶ...
微笑んだ とても綺麗なハリボテが あなたを見る...
水面に僕が映る 小さな町ができる 時計が濡れる 「お気をつけて」転ばぬように...
黄色いコートに黄色い傘を さして雨が降るのを願って空を見上げ 雨が降るときには傍にいてよね...