六花 「お父さん……。うぅ……。お父さぁん…………。」 花梨...
六花散りゆく里に舞う 白狐面と神楽鈴 幽天仰ぐ双つの子...
独り泣いたって 虚無なこの手 満たされないから 現在透かして 切り刻んじゃうの 痛みを照らして 揺れる喧騒と怠惰な日々 ヘッドフォンに押し殺して 割り切れない問題の数がほら ココロを埋めてく...
「返さない」って 冷たい風が足を震わせて 君との 今日という 日々 考えさせられた 午前三時半の 夜が過ぎ 「戻らないで」 君の吐息に混じる 言葉の重みが また 少しずつ 重力を増して 僕の心に 乗っかる...
元号年間青春を捧げたのなら 爾後騒擾にかき消され 授禄者は他言勿れ さて蛮風が吹きすさぶ 可恐時を忘れたり 自覚だけが奔り出した世界...
空しさに吸い込まれる涙 何処に落ちる 宛てもなく宙彷徨う涙 何処に落ちるの 並木道 散り歩く群れ...
一番ホームで君を待つ 朝靄（あさもや）に巻かれて モヤモヤ漂っているんです ガタゴト 愉快なリズムで ぼやけた視界が赤に染まる気がしたよ...
夕焼けに燃える窓辺に 浮かんだ私の影法師 小悪魔要素を持て余す 今どきの女の子よ 誰も居ない教室から 見つめる凛々しい後姿 あなたは「江戸川の豪腕」と 謳われる色男...
強く…なれるのかな？ 動き始めた時計の秒針のように 刻み込むの 今という時を...
死ぬために生きているなんて 僕は信じたくなかった けれど僕が生を紡ぐにつれ...