隅を見てみるとそこにある 花が一つ散っていた 気になったので口に含むと...
水平線の遥か上を 飛んで征く 裏返った蜻蛉の羽が 世を分かつ、...
真っ白に揺れている、警告を探し出し、 心成す儘鳶の顔、彗星の重なる千矢。 蛹割れない爪で、何を引っ掻きだして、...
消えた想い十六夜を乞う 春の宵未だ醒めやらず もう何も思い残す事は無いと そう思っていたけれど冷めない儘...
侘しさ感しますか、 何処にも見ぬ景色。 去来程の死を、 迎へ入らは、...
融けた祈りとペンデュラム、 水晶の夜に灼かれた荊を抱いて、 十六夜を待つ。 静寂の夜闇に抱かれる、...
救いを求めたあなたの 手を解き孤独にしました 繋いだ糸は脆く千切れ...