藍い鳥はヴァイオリン奏者 弦を片手に ひらり ひらり 何も書かれていない招待状 それでも場所は分かってる...
チクタクまわる デタラメな世界へと招かれてゆくの ぱらぱらめくる絵本には 幸せが花を咲かせてた そっと覗き込む 何が見えるの? おとぎ話の続きを知りたいの アリキタリな展開を捨てて...
胸を貫く痛み 剣先ツタウ滴 温もりだけを宿し 何度も声をナクした 正義とか悪だとか 名前をつけて哂う 吸い上げた憎しみも喰らい尽くして捧げた...
キミが毎年くれる小さな箱 何気ない日常の単なる一コマ 赤いランドセルの小さなキミが なぜか今のキミの姿と重なって見えた...
華やかな大通りの 棄てられた蝙蝠傘の下 草臥れた尻尾上げて 毛繕う黒猫在りました 「ちょいと道往く其処の御嬢さん、御出で此処らで一つ話ましょう」 猫は云う「今日の噺は、そうだ昔に路端で聞いた愉快な悲恋など」...
錆び付いた青の箱庭 乾いた風の中で 疲れ果てた 母の星へ 手を伸ばして 歌声は 命を運ぶ 月明かりの夜空に 祈る言葉 そっと浮かべ あなたに届けた...
君の恋を悲劇のジュリエットにしないさ ここから連れ出すよ そんな気分さ パパとママはもう眠ったね...
あたしの恋を悲劇のジュリエットにしないで ここから連れ出して そんな気分よ パパとママにおやすみなさい...
(括弧内は実際に歌っている読み) 純白のエプロン 愛らしい赤頭巾(HOOD)も 肋骨(ぬけがら)蹴り飛ばし 赤い靴で駆け出してく 満ちた月(LUNA)の森へ・・・...
君と初めて出会ったのは 少し遅い桜が揺れていた朝 切りたての髪がくすぐったくて 制服の襟 ピンと張って...