いちばんのひとが いちばんとおいよ いちばんちかくにいても どうしても...
道白く 陽炎が 水を呼ぶ 昼の午後 立ち竦む 少女の手 握る影 ソレは誰 色彩褪せた 恋文に 空回る 風車...
飛び込んで逆さになった世界から 兎の唄と空と一片の羽根 土手っ腹に打ち込まれた嘘も...
オンナノコらしく 思われたい レシピの事くらい 覚えられる 頑張ってるのに うまくいかない 朝食くらいは 乗り切りたい...
さて これは夢か 兎にでも化かされたか 深い深い穴に落ちた先は不思議な街 迎えた住人は友とよく似た顔して...
朝日が空を照らす 青空 海に溶ける 始まる 私と君と...
可憐なあの子と 優しい貴女と どちらの好意も 気づいていたよ 僕は選べずに どちらも愛して ある日突然に ２人は消えた...
日照 軒灯と廃都 遊行 廻状の廢幻燈 カルタを零した 夕染 角の門前で「来い来い」...
視界が濁る望遠鏡 大事そうに抱え 言葉足らずの想いばっか 抱きしめ月を観た 日々募ってく感性は遥か空の向こう...