駆けだしてゆくの 一直線 あなたの優しさ 触れられる場所まで 抱きしめてく心と体全部 わたしがきっと守ってゆきますから...
寄せあった柔らかな肩を ただ抱いて 愛しさに心震わせる こんな夜も...
迷いなんてなにもないと 独りの背中にいつも 羽ばたきもしない翼 背負ってうつむいて...
優しい声 もう遠く 出会えずゆく 2人の道は 別々の時代を 同じ願い 抱いて 知らずにいた過去のこと...
遠く霞んだ 道程の記憶は いつの日も ただひとりで...
ねえ 出会ったあの日の 最初の言葉 いまも覚えてるよ そう まっすぐな瞳 あの頃からね 変わらずにいるよね...
くるくるまわる 世界の真ん中で 欲しかったもの 少しだけ 誰もがゆっくり 暮らせる時間とか 悲しい雨 少ない空...
真冬のあの夜から 季節はもう変わり 桜の花びらが 風に 揺れているよ...
そっと目を閉じて 耳を傾けていて 柔らかな安らぎに 誘(いざな)う静かな歌...
抱いてくれた温かな手を そっといま思い出している 胸に秘める強い勇気は きっとふたり 同じ想い出...