傷つき飛べない 鳥はすぐに淘汰されてゆく 自然のルールだから 悪意はいつでも そこら中に溢れている...
静かな夜を照らしている 街灯が続く並木道で 自販機探し歩いてるのに どうしてかな 見当たらないや この季節を今まで何度も 通り過ぎてきたはずなのに...
足りないものを数え始めたら 手にしたものも分からなくなった ぐちゃぐちゃの誕生日ケーキみたい...
先を見ることばかりの僕の いまに足元がふらつきはじめる 昔はよく迷子になっていたけど...
西日差す部屋の隅っこで 革命が起こるのを ただ待っている 急いで答えを出さなきゃ...
楽しいふりをして 本当は冷めている 諦めたふりをして 何ひとつ諦めきれてないんだ 悲しいふりをして 心で嘲笑って 傷ついたふりをして 悦に浸ってみたりする...
『ねぇいっそのこと二人で どっか遠くへ行ってしまおうか』 そう言って無理やり手を引いて欲しかったのに...
僕たちは皆テレビが 何よりも好きだった あれは遠い昔の思い出 子供のころ憧れだった...