街の彩りさえ どことなく淋しげな 冬の景色 背中見せ駆けていった あなたを思う...
白い地図 大きく広げ 宝箱 隠しにいこう コートなんていらない 帽子もね シャーペンの芯だけ履いて...
あなたの足音 きれいな旋律 澄んだ湖にひろがる波紋 凛とした後ろ姿 見つめながら ずっと この耳で聞きつづけたい音...
いつでもどこかに行かれるよう 身軽でいたいと 自分の存在しない世界 ずっと考えていた 心解き放って あたりを見渡したなら 「失う」不安は あやふやな未来...
生徒たちの足音も途切れた 放課後に 少し落ち込み気味で逃げ込んだ 古い温室 泣き虫ですぐしおれる私を 叱ってよ お前 あこがれの強い木...
何かが欠けている それとも多すぎる とけあう夢など とうに諦めた...
何でこうなるかな いつでもわからない 世界中の人類一 わかり合えるはずなのに だって仕方ないわ 性分なんだから 楽しいこと見つかったら 周りが見えなくなる...
運命なんて言葉じゃ とても追いつけない 神様の指先が撫でた ひとつの道 二人 この場所から始まった 笑い 怒り 泣いて 拗ねて...
たとえ深い闇に はぐれて迷い込んでも 私ならば 間違わずにあなたのこと見つけられる 気がつくとつないだ手 すり抜けて駆けてく 振り返ることなく まっすぐに...
朝もやの中 続く白い道 鳥のさえずり 挨拶かわしながら...