双つの乳房に傷跡深くがなりたて声を焼いた やがて来る血色い祝祭 指折り数え 遠くに乾く鉛の叫び こめかみまで響かせ...
空想を巡らす 虚ろのパズルにて 幸せの鳥は何色か 瞼の上を這いずる虫 悲しみを糧とするなら...
指切りをしよう 僕と君がまた会えるように 二番目の横皺に 深く強く結びつけよう この星は狭く 一人きりでは生きてゆけない...
光明ヨドウカ消エナイデ 墨ヲ撒キ散ラシタヨウナ夜ニ 斜メニ傾イダ影姿...
smoking alone, in the silent room thinking of meaning,...
都会では自殺する若者が増えていた 傘もなく黒い雨 問題は降り続く 常識が飼いならした形の好い澄んだ...
醒めない夢を見てるような持続する幸福に浸り続けた 怯えた字体は無数にちぎれ 蜘蛛の仔散らすよに逸れてく ハルハナはまだ八分咲き 月なんぞは隅ナキと云うが...