身近にある物 常に気を付けていないと 余りに近すぎて 見失ってしまいそう...
むかしむかし男ありけり 降り注ぐ試練の雨嵐 彼は少しも動かずして つぶやいた「これも我の定」...
がんじがらめの日常に辟易した時 内に生まれる衝動は何色だろう？ 複雑だと思う程 ほどけなくなるそれは...
いつか触れて いつか泣いて いつか呼んで いつか揺れて...
なぜ泣くのです 風が痛いから なぜ口惜しがる 懺悔もないのに しかたないだろ 大人になるなら 耐えるしかない 今日はひとり...
哀 ふるえる哀 それは 別れ唄 ひろう骨も 燃えつきて ぬれる肌も 土にかえる...
まぶしい光に包まれ 笑顔の花がひとつ 遠くで泣いてるあの娘も やさしく手をひいて...
目覚ましとママの声の ハーモニーで起きるの 朝寝坊 悪いクセも 今朝だけ治ってる...
午後の教室は ゆりかごみたいで 先生の声まるで 子守唄ね あなた夢の国 旅立ちそうでも 肘つついて起こすの 彼女の役目...
夕暮れの海にひとり 来てみたけれど こころの影は消えない くだけちる波しぶきが 頬に流れて よけいにつらくなる...