月に吼える その姿気高く 銀の瞳輝かせ 絶望の地を 駆け抜く 閉ざされた箱庭...
風が香りました 季節は輝く 過ぎし日々にとらわれ とりのこされる 白い空 白い息...
甘くとろけゆく 背徳の果実 ふれた唇が 糸を引いて火照(ほて)る 淡くあざやかな きらめきに惹(ひ)かれ ふらり迷い込む とても無垢なあなた...
大気は乾き 風はいばらのように この身を切りさき 感覚を奪う 悲しみが満ち 舞い散る火の粉たち それでも私は 君を想う...
(貴方ノ為ニ私ノ為ニ) (素直ニ心ヲ傳エル為ニ) (愛シテアゲル支エテアゲル)...