「寒いなぁ」と暖房付け テレビを見て 苦笑い 愛してるだなんてよ いい加減にしろよ 俺の彼女はパソコンの画面から出てこないよ 白い雪が舞い降りる 今日の夜は聖なる夜...
「さむいね。」と手を握った あの日の思い出なんだね 大好きだよなんて 私、言えなかった でもね、ずっと聞きたかったんだ 心に閉まってた...
魚たちは海の底で鳴いている。 夢追い人、背徳色。死んでいる。 「赤いうみうしが少女の中でかくれんぼしている!」 大きなパパ。...
苦痛、懺悔(ざんげ)、罪の馨(かおり) 心の中、黒く染まる 右手の鎌、鈍く銀色に光る...
くる くる くる まわる くびが ぎし ぎし ぎし おとを たてて おかあさんがいる くびだけまわるの おかあさんをみる わたしのくびがあ...
アタシ、アナタに恋するために生まれたのかしら? 薄い壁越しに言うわ、一人呟く「愛して」 漁り続ける個人情報 根暗なアタシの中で 愛しきアナタのお顔 触れて、撫でて みたいな...
咲き誇れ常世の華よ 眩きその光 君よ果て無く照らそうぞ...
――――――ある日の朝! 劇的に様子が違う事に気づいたのです。 窓の外には水玉模様の UFO が。 唖然とするぼくの体が、ふわり、空中に浮いた。...
眠りから目覚めて、 最初に目にしたのはふかふかのベッドだ。 ここに縛りつけられた私の手足と頭と、 恋心とキスの味。...
黒くぬめる夏の夜に 恋を語らいましょうか。 「きれい、きみは、おさかなさん。」 極彩色の鱗、美しい。 歯を剥き出して嗤う星、蘭虫のように泳ぐ。...