静けさがしみ込むようで息を止めた午前5時 非常階段で爪を噛む 明日はどっちだ? THE DAY HAS COME けして明けない夜も 降り続けてやまない雨も このろくでもない世界にはあるんだよ...
今宵、月はどこを照らすの?厚い雲に覆われた空 今宵、君は誰に抱かれているのか 雨に一人 泣こうか すべてを分かりあえると思い 期待などした自分を恥じれば 太宰を手に屋上に上がり この世などはと憂いてみせる...
長く永い旅路に僕は君に恋した 季節めぐり時雨月 心をそっと濡らす 時が何か変えるならどうかどうかそっとして 君と歩く今だけ 静かに止まっていて...
見渡す限りの荒野に ひとり立っているんだ そりゃ身震いもするだろう 幼い少女が 夢に見ている 白馬の王子みたいなもの 僕らもどっかで 知らないうちに 期待してしまっていたのかも 不完全なこの世界を 誰かが...
風を切るツバメのように 一瞬で目指す碧い海へ行けるなら こんなに泥と埃にまみれた 棘の道を行かず済んだのに 背中には翼は生えず この足はもつれ つまずき 先はまだ長い それでも男達はひたむきに歩き続ける...
君の手で切り裂いて 遠い日の記憶を 悲しみの息の根を止めてくれよ さあ 愛に焦がれた胸を貫け 明日が来るはずの空を見て 迷うばかりの心持てあましている...
100万人のために唄われたラブソングなんかに 僕はカンタンに想いを重ねたりはしない 「恋セヨ」と責める この街の基本構造は イージーラブ!イージーカム!イージーゴー!...